安中市まちづくり ワンワンチーム

「安中市の現在と未来を考える会」 【安中市まちづくりワンワンチーム】

第1回住民シンポ まちづくりから 市庁舎建設を考える

 

 【開催の挨拶】に続いて 

第1回住民シンポ まちづくりから 市庁舎建設を考える  

 

市庁舎建設を考える市民の会 事務局長

金井亮氏の講演です。

 

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----------------------------------------ここから起こし本文です。
まちづくりから
安中市の市庁舎建設を考える

ー住民のために真に理想的な市庁舎とはなにかー

市庁舎建設を考える市民の会 事務局長
            金井 亮(かないまこと)


金井亮(かないまこと)です。
半分くらいの方は知っておられると想うんですが、半分の方は「誰だ?」って言われると困るんでですね。
簡単に自己紹介を。私、今、住んでいるのはですね、あの、安中市の・・・。

話をしてくれということになればですね、出前講座で参りますんで、よろしくお願いします。
で、今日は「まちづくりから安中市の市庁舎建設を考える」ということで、40分くらい、話をしたいと思います。着席をして話をします。

それで、今ですね、あの、安中市内で市庁舎建設を検討しているグループと言いますか、組織、4つあると思います。
それの活動状況をちょっと説明したいと思います。

もちろん、安中市役所ですね。えー、これは、庁内のですね事前準備組織っていうのが平成29年にですね、部課長クラス数名であのやっていた組織...というますか、特別チームなんでしょうけどね。市庁舎内ですね。と、いうことで、色々、まあ、あの
6.7名でかなり検討を重ねて 一年間くらいやってたんでしょうかね。で、結局「庁舎建替えに関する報告書」ということで市長に報告しております。
これの結論はですね、この赤で書いたですね「一局集中・旧安中高校跡地に新築しますよ」と、いうのが彼らの結論。

で、2番目。これ、今、あの、活動しているところなんですが、やっぱり安中市役所の外部委員会ですね。
名称はですね「安中市庁舎に関わる市民懇談会。」っていうんですね。で、市内15名、市外3名の委員からなってます。
そのうち公募委員は3名、実際にもっとちょっと多いみたいですけど、で、ちょっと変わっているのはですね、
公募委員の中の3名のうち、2名がですね、実際の学生です。あの、県内の学生。えー、群馬大学高崎経済大学の男女一名づつが入っております。それで、既に今年の6月末にですね、第一回の開催をしております。で、使用資料はですね。

①で報告した、「庁舎建替えに関する報告書」をそのまま資料にしています。で、当然、まあ 一極集中!安中高校跡地に新築という結論の資料をですね。
で、次回はですね、7月29日水曜日、6時半からですかね。第2回懇談会を予定している。
合計5回実施してですね、今年の10月に市というか市長に提言を纏めて提出する予定だと。

これは、あの、実際傍聴できます。あの市のホームページから見れば傍聴の色々の取り決めがあるので、見てもらえば、どなたでも好きに聴きに行けます。私も行こうと思っております。実際私も公募委員に申し込んだんですが、まあ、多分、
まあ、ウオンテッド?の人間だったということで、あの、除外されたと思うんですが、それで、まあ、私から言わせると、
この懇談会ですね「一極集中・旧安中高校跡地に新築案」と言うのをですね、誘導しているような氣がします。市の職員が誘導しているような氣がします。

 

3番目の組織としては、これは市議会ですね。
市議会全員で20名おりますが、10名で構成された、庁舎建設に関する特別委員会というのがあります。で、ここも既に、3月に委員会を開いています。で、これは傍聴・資料・議事録などは公表されておりません。

ですが、人づてに聞くとですね、このア、イ、ウ、の3つくらいの意見がでていたと。

ア、信越線沿線に用地を確保し、複合庁舎を建設。 それと、あと市の方の結論と同じで
イ、一極集中・旧安中高校跡地に新築 というのと、
ウ、耐震強度のない庁舎のみを建て替える...

という3つですね。で、この赤は私の考えというか意見なんですが、

委員会として意見集約ができるのか?果たしてね。どうも、他の議員に聞きましても
緊張感が欠如した特別委員会じゃないか?と 言いっぱなしで、終わっちゃうような
組織という捉え方。

4番目、私が事務局長している 市庁舎建設を考える市民の会。
で、この会はですね、平成30年8月に第一回学習会を行っております。
で、あの、市議会議員さんに参加してもらってですね、いろんな情報を受けて、今では月、1回。
第2土曜日ですね。あの、磯部温泉に温泉会館というのがあるんですが、そこで10時~12時
毎月1回やっております。で、もう、既に合計すると21回くらいやってます。そのほかにですね街頭で当会の意見を
ビラで配布したり、各戸に投函したりしています。

そのほかにですね、昨年の市議会議員の選挙の時に、立候補者28名ですか?26名ですか?あのいたんですが、その方々にですね
市庁舎建設に関して我々が作ったアンケートを配って、意見集約もしております。

それで、私の会の 市民の会の主張ですが、大きく5つに集約されております。
これ、全部読むと時間食うんですが、

要するに
①耐震基準を満たしていない老朽庁舎(旧庁舎・中庁舎)を取り壊してこの敷地に3,000㎡以下の建物を建設する。
②この際、「旧庁舎が無い」という前提でですね議場、部署、会議室などの再配置を検討する。
で、この再配置の検討はですね、松井田庁舎、谷津庁舎などを活用する。
特に、建設中はこれら庁舎を最大限に活用し、「仮庁舎」をつくらない。
「仮庁舎」もですね、ちょっと色々意見、対立しているところですね。あの市の執行部ですね...。

あと、4番目。新庁舎の建設財源は庁舎建設基金9億3千万円まででほぼ賄え、新たな負債は発生しない。と、いうことですね。
⑤ 国からの借金が認められる「合併特例債」というのがあるんですが、この期限はですね、令和8年3月まで、で、安中市の場合
36億円くらいと試算をされております。しかし、これはですね、全て、あの市庁舎建設に使うのではなくて、
市内にはこれから発災の恐れのある老朽化した道路や橋等の市民生活に直結するインフラが多くあります。
こうした施設の維持・管理に使うべきであるというのが、この合計5つの我々の主張となっています。

市庁舎の「一局集中」が市民にとって本当に必要なのか?もう一度考え直してみませんか‼

というのが、我々の取り組みです。

あの、結論を先に言ってしまいましたが、あとは、色々資料を説明します。
着席して説明します。

これはですね、あの、さきほどの「安中市庁舎に関わる市民懇談会」により、準備された資料を
コピーしてきましたけれども、あの、群馬県内12市あるんですが、ま、当然、安中が一番古いと
いうことですかね。ただ、新しい庁舎も後で説明しますが、あるんですね。

あと。桐生市は今、安中市と同じように検討しております。

それ以下は何も検討していませんね。で、当然、富岡市は一番新しいということです。

これが現在の安中市 本庁舎 これが古いやつですね、市長がこの辺にいるんですかね、これが東側の新しい 平成12年か13年に建てた新しい庁舎ですね。
で、これが平面図ですね、さっきの古いのがこの辺で、新しいのがこれですね、各、面積が書いてあります。

これが、松井田庁舎ですね。凄い立派な庁舎です。 これは平成4年に建てたものです。

これは谷津庁舎。水道とかその辺の部署が入っている。旧いわゆる東京電力の営業所を買ったということを聞いています。

これがですね、やはり市民懇談会に用意されてた資料です。これ、内訳ですね、本庁舎と松井田支所と谷津庁舎のですね、何時建てて、面積どれくらいでですね、どういう部署が入っているかということなんですが、あと技術配置職員数が載っております。
108名とか73名とか、これ合計すると181名ですかね。こういうところに、危ないところにいるよっていうことですね。
あと、新庁舎の東側のところですかね125名、松井田支所が121名 あと、谷津が42名ですか?あとクリーンセンター(焼却場)ですかね、そこにも。

で、これからは色々問題点を指摘したいと思うんですが、安中市のですね問題点。

先ずあの、2040年の推定人口と財政状況ということで指摘したいと思うんですが、
これは実は後ろに準備してた中公新書の緑色の本があるんですが、これですね、増田寛也さん
https://ja.wikipedia.org/wiki/増田寛也
今、郵便の方の社長してますよね。「地方消滅」中公新書っていうのがあるんですが、最後のページに日本の全部の市町村の人口の推移、予測ですね、載ってるんですが、これはここまで群馬県 30幾つあって で、安中市は真ん中辺、これ、上からですね、減る率の高い うん まあ、安中は真ん中辺ですね。で、2010年は
実際の人口、61、077人これ実際の人口。2040年はですね、41,000人くらいになるよ、2万人くらい減る。推定です。

で、どういう計算かというとですね、あの、子どもを産む可能性のある若年女性 これ、あんまりはっきりしないんですが、変化率からですね推定しているようです。これ、かなり、あの正確。で、薄いハッチ掛かっているのは この若年女性の人口変化率が50%以上で人口が一万人未満の市町村に関してはですね、消滅する可能性があるということで、薄いハッチが掛かっているんです。安中市はかろうじてハッチが掛かっていないですね。
人口一万人以上いますからね、後は桐生市。あとは渋川市も、人口が多いから掛かってませんけど、若年の人口変化率は50%以上です。大体この辺まで、沼田までが50%以上。


群馬県で唯一増えるの 2040年までに増えるのは、吉岡町一つだけです。あとは全部、減ってゆくんですね。

これはですね、インフラ危険度ランキングという、まあ、ちょっと古いんですが、週刊ダイヤモンドって言ってあの、週刊の雑誌なんです。これちょっと古いんですけれど、2018年 こういう雑誌ですね。2018年。に載ってたやつなんですが
まあ、これ全部説明するとこれだけで一時間くらい掛かっちゃうんですね。簡単に言うとですね、あの、要するに財政状況の指標なんですね。示しているんですけれども、財政状況が良くないと当然、あのー、インフラって要するに、橋とか道路とか
あの補修に掛ける金がない。割合が少なくなっちゃうわけですね、それをですね。

インフラ危険度率っていう計算があるんですがで、計算するとですね、なんと日本の市町村 あの、東北と熊本、あとですね、東京23区を除いているそうですけれど、悪い方からですね。例えば、夕張とか、軒並み、まあ、しょうがないんですけれども北海道とか東北が多いんですが、関東ではですね、安中市がトップです。トップにいる。市町村で安中市がトップで悪い。関東地方の中でトップです。全国で55位です。ワースト55位。要するに財政が逼迫しているっていうことですね。

これを載っけたのはですね、えーと、えー、2014年、2015年、2016年の平均で、やってますんで、まあ、前の市長のなんですけれどもね。
前の市長の時の、ランキングなんですが、多分、今もそんなに好転してないと思います。これ、計算の仕方はですね、あとでもし聴きたい方がおりましたら、簡単に説明しますけど。。というふうに、要するに財政状況もよくないということですね。

それで、我々の会はですね、あの、各庁舎 松井田庁舎とかですね、あの、見学をしております。

で、あの、平成30年ですね10月に見学会をしました。で、これが平面図ですけれども、だいたいですね。で、この時にもらった資料ですね。あの平成4年に竣工した建物でできているんです。で、これ、作るに特に旧松井田町ではですね、当然、庁舎を建てる特別委員会ができてですね、あと、設計コンペ色々やって入札して工事、着工して、平成4年にできたんですね。主な面積など書いてあるんです。

それで、これが実際行った時の写真ですけども、入って右っかわにモニターとか、コントロールする部屋がありました。

これ、一階、入ったところですね。産業政策部の各課 これ、東側になるんですかね。あの観光とか、農業関連とか、入ってるんです。

これが2階の会議室ですね、100名程度入れる一番大きい会議室。
これが、当時、町長の応接室。かなりデラックスですね。歴代の町長の肖像がありますけれども。

これは、議場です。町議会ですね。で、実際、あの、20名 丁度入れる机も椅子もあります。
今、物置きになっています。それで、後ろはこちらは傍聴室になっていて、傍聴用の席です40名くらい。同じフロアーです。今の安中市 では、覗き込むような形ですけれども、これは同じ、フラットの同じ階の部屋ですね。
で、天井がかなり低くてかなり豪華です。

これはバリアフリーの傍聴席、行くまでのスロープになってます。廊下です。豪華ですね。

これはやはり会議室、特別会議室って言ってますけども、かなり、この椅子とかテーブルは豪華ですね。
安中市のとは段違いな豪華なものを使っている。

これは地下一階。まあ、あそこの土地がですね、この土地が斜面になっててですね、南側からみると1階なんですね。まあ、実際、地下一階ということなんですけれど。これが、非常用の発電機かなり大きいです。200~300kwぐらい 確か。あの490ℓの経由タンクです。軽油は常に満タンになっている。

これは地下一階の食堂です。80名くらい座れる広さです。

次、富岡の庁舎見学。

あの、次の週に行ってきました。

これが今の富岡です。行政棟ですね。これが今の上信電鉄ですね。
で、駐車場もこっちにあるんです。

で、庁舎のコンセプトっていうのが、「市民と共に進化する安全安心な100年庁舎」だそうです。
それであの、基本方針

要するに

・みんなが、集うまちづくりのシンボルとなるような庁舎
・人にやさしい誰もが居心地のよい庁舎
・防災・災害対策の拠点となる安全安心な庁舎
・社会の変化発展に柔軟に対応できる経済的で長寿命な庁舎

と、いうことで基本方針ができている。

で、実際、

・面積 8,500㎡
・駐車場 130台
・駐輪場 80台

耐震性能は法で定める1.5倍

問題なのが、あの、防災拠点機能ですね。どんなことが準備されているかというと、

・水道、下水道、電気がストップした場合でも、3日間対応が可能。
・一時避難者など収容人員 1.000人
上水道の貯水量 25トン
・雨水の貯水量 220トン
・発電能力 200kw

で、財源はここで表で説明しているように、全体には47億、掛かっているんですね。
あの当然、合併特例債、使っております。あと、基金も位置づけしている、あと、税金もで、47億になる。そのうち、合併特例債の借り入れによって国から貰えるお金 実際70%みたい。で、市の実質負担は11億ですね。

あの、25年返済ということで、毎年1億2024万円ということです。

実質的な返済額は3600万円になるそうです。
こういう内訳ですね、1億3800万円あって、国が7割、市が3割ということですね。

で、こういったような価格で計画している。返済計画。この緑は借金ですね。今、この辺なんですかね。
H31,H32 この辺り。で、「段々楽になるよ」ってことを言いたいのでしょう。

富岡の場合の新庁舎建設までの経緯ですね。

これ、全部説明すると時間、食うのですが、まあ、一般的な遣り方。
公募型プロポーサル型。ここで、安中市と違うのは、市民ワークショップというのがあるんですね。
3回やってます。あと、新庁舎市民説明会というのもやってます。そのあと、基本設計に入って見直して、最終的には議会で議決。承認して、入札して契約して議決。

これは議会棟ですね。あの、行政棟の左側にあるやつですね。これがですね、随分話題になったのですが行政棟の入り口、これ工事中じゃなくて完成したものです。剥き出しです。自動ドアなんです。これが天井のデザインなんだそうです。こういうのを一杯使ってます。

これが、これも有名な話なんですが、こういう壁、これは蚕が出す「きびそ」という最初に吐き出す太い糸をイメージしてデザインしたと。ま、シルクの街ですから
これが、売りだと。

これは行政棟の3階。あの建設関係の部署が入っている。これはでも、夏になると冷房が全然効かなくて、30度を超えているということですね。

あと、議会棟2回の議場ですね。あの、定員が18名ですから、こんなにコンパクトです。

で、見学会 両建物の印象。

松井田支所はどの部屋も意外と広く、平成初期の建物としては老朽化してません。
建物の内装、机、椅子などの備品が安中庁舎と比べ物にならないほど高級品を使ってます。

富岡市の庁舎はですね、デザインは斬新、今時の設計ですが、簡単に言えば、安っぽいといった印象。
で、行政棟・議会棟ともデザインは斬新的ですが、バリアフリー、部屋の空調等の使用環境上で
極めて課題が多い庁舎という印象でした。

 

次はですね、群馬県、近県市町村の庁舎 一番最新の3例の庁舎を紹介をします。

 

・まず一番目 東吾妻村庁舎。

東吾妻町は新聞でも報道されたと思うんですが、大分、老朽化して
どうしようか?って言ってたから、日帰り温泉の「岩櫃ふれあいの郷」っていうのが、これ、大赤字でどうしようか?って話にがあって あの、町営ですので、結局、ここに入っちゃった。この城みたいの。この温泉施設を改造してですね、改築して、今、ここに入ってるんです。実に簡単な入り方ですね。

 

・次、沼田市役所(複合施設 テラス沼田1~5階が市庁舎)
これがそうですね。これが前の沼田市役所。今、取り壊しが始まったそうです。
で、改修工事費に52億円掛かってるんです。で、私が思っていることを一言でいうと、
”紆余曲折の末にテラス沼田に市役所が入りました”ってことですね。

これだけ説明するとこれで、全部終わっちゃうんですけれども。
要するに、最初は「沼田サティ」というのが架空テナントとしてあった。当時はテラスって言わなかったと
思うんですけれども えー沼田サティ。そしたら当時の沼田サティが悪くなって、エーコープ沼田。要するに農協が入ったんですね。

そのあと、2003年にはサンバード長崎屋が入ってですね、で。2010年にはエーコープは撤退したと。
だけど、沼田マルシェが入ってますね、そのあと。で、マルシェがまた一年ちょっとで撤退してるんですね。
で、2014年にはキャンドゥ沼田店が撤退して、全ての店がいなくなっちゃった。

で、ここら辺で市が、もう、しょうがないので2015年に100%市有化したよということです。
この間随分、裁判沙汰にもなったそうです。いろいろまああったようです。
スポーツクラブも撤退。管理・運営会社の沼田都市開発が会社を解散してます。
「沼田FM」が駐車場、隣が駐車場です。そこへ入って、この時に全テナントが出ちゃったと。
管理・運営会社の沼田都市開発が株主総会清算財産目録を承認。
2017年になって、テラス沼田の愛称。市がここに入る為に、整備改修工事がはじまりまして、
で5月7日に市役所開庁したということですね。

裁判沙汰になったり、マスコミからも注目されたことですけれども、結局、52億円掛かっているんですよね。
改修工事費だけでですね。実際市の市庁舎になるまでに、掛かった金というのは52億円じゃすまない、もっと掛かっていると思われます。

 

・次はですね、実は全然飛びまして、山梨県南アルプス市役所これを説明したい。何故、こんなとこって私は実は今、この南アルプス市にある調査会社の非常勤役員をしてまして、月一回くらい、行ってまして社長も昔、市役所の区議会の区議長をやった人間なんで、いろいろ事情を聴いているんですね。

皆さんに説明したいと思うんですが、あのう、これ、「南アルプス市」って日本で2番目にカタカナを使った市だそうです。沖縄の「コザ市」っていうのが当時あったんですが、その次にカタカナで名前を使ったのがここだそうです。
当然、アンケートというか市民の意見を聞いて決めたということです。で、6町村が合併してですね、できた市なんですが、見た目古くないんですが、安中市でもそうですが、やっぱり合併して、合併した所に予算がでるので市庁舎を建てたいんですね。
どこも。国がそう仕向けているんですね、日本全国を。

それに乗っちゃっている市と乗らない市の例だと思うんですが、これは市庁舎建設で、住民投票を実施してですね、「増築賛成案」が「一極集中の新築案」を上回ってですね、本館横に新館を増築してそして終わりです。大体、10億円くらいで終わりました。
ここが平面図で、ここが本館でこの隣ちょこって見えるところが増築したこれです。これ、10億円くらいでできちゃう。
市庁舎はその他に教育、水道関係部署が分散して。合併前の町村役場を使っている。
そんなような例で説明したかったんですが、


これはちょっと市庁舎とは関係ないんですが、同じアルプス市で
何処の街でも問題になっているんですけれども、道の駅ですね。
道の駅、ここでもなんか作りたがっているという噂もありますが、あの
南アルプス市が5億円を投じて、投じたんですが、7か月で破産してしまったということです。

道の駅「完熟農園(面積5ha)かなり広いですね。場所はね、南アルプス市で一番良いところです。一等地です。中部横断道南アルプスIC これが、中部横断道です。こっち側にインターチェンジがあります。なんでインターチェンジが出来たかっていうと、この山梨、新山梨環状道路っていうのがあるんですね。
ここでも今、道路作ってますけれども、それに似たようなこと。要するに、山梨県を東西に横断する高速道路と並行する中央道と並行した、バイパスですかね。
だから交通量は南アルプスでは、朝晩一番多いところですよ、ここは。
だけでも、あの、7か月で潰れちゃった。

この建物は2棟あるんですが、私も対応しているとき、何回か寄ったのですが
高級過ぎてですね ランチバイキングがあるんですけれども当時1800円でしたね。で、完熟農園っていうだけあってですね桃とかなんかあのう、一杯、良い果物があるんですけれどもみんな高めでしたね。

で、社長はもちろん市の職員が社長をしてるんです。この辺、ずっと桃だとかブドウとかですね、今、柿だけですね。柿の木だけが植わってますけれども、要するにみなさん、専門家だからもう市場に出回る 出荷するには、青いうちに 堅いうちに採るんですね。だから実際うまくないということで。「ここだけは完熟で売りますよ」というのが、キャッチフレーズだったんですが、実際、高くて売れなかったとか
まあ、いわゆる、社長が市役所の職員で、商売が下手くそというか素人なんですね。で、作る方はまあ、専門家なんですがうまいこと行かずに実際には更に、破産手続きで5千万円ぐらい、市がまたお金を入れてですね、破産したということです。

 

最後にもう一度、言いたいです。

さっきの冒頭と同じです。
内容、同じですけれども、

要するに、このところ頻発している各地の地震災害・豪雨災害をみるとですね
いわゆる、安中市長が主張している

「一極集中」の市庁舎が本当に必要なんですか?と もう一度、考え直してみませんか?と

で、国もですね、

今、霞が関とか永田町に 国会とか、中央〇〇ありますけれどもあの、なんというんですかね、例えば戦争になった時とか、大災害の時にですね、立川にこれに代わるものがあります。日本の場合はね。

ですから複数の拠点、市役所もですね、あっていいんじゃないかと。
現実的には、松井田の庁舎には非常用の電源もありますし、あの、充分対応できるような建物にもなってます。もう一度、考え直してみませんか? ということですね。

で、我々の主張は そのこの「仮庁舎」をつくらずに 
本当に危ないところ、旧庁舎・中庁舎だけ壊してですね、この3,000㎡というのは
要するに、あの辺の土地の法的な制があるんですね。3,000㎡以上の建物が建てられないというのがありまして。
でも、こんなのも、本当に市が本気になって何とかしようとしたら、こんなのもう、住民説明会で説明して撤廃もできるはずなんです。その、要するに市の職員が努力しようとしないわけですよ。市長以下ね。これ、取り壊して、同じようなもの建てればですね、10億くらいで充分できるんですよね。
あの、南アルプス市のように。できるんです。

で、今日、お配りしたこの署名用紙ですね、同じようなことが書いてあるんですよ。
広く、あのう、署名をとりたいという活動をこれからしたいと思います。

 

これ、さっき、さんざんやってきた出何処ですね。
増田寛也 「地方消滅」 あと、曽我 謙悟東大の先生が書いた「1788自治体の実像」これはあのうこの本はどういうこと言いたいかというと、要するに明治以降ですね、150年間当時のころからあまり変わってないんだと現実的に各市町村の場合をみるとですね、いわゆる首長 首 首長の権限が如何に強いかということですね。
そんで、議会なんかは飾り物だと。実際、あの地方議会で要するにまあ、条例は別としても、その色々な提案ですね、してる議会なんてほとんどないよと言うんですね。みんな市の執行部、要するに市長以下、市の職員で地方公共団体は回っていると。まあ手のうちですよね、そういうことを力説している本です。

地方消滅は、ま、大分、脅かしているような本ですが、消滅する可能性のある市町村が大分あるよということでこの赤のところです。

あとこの、「地方創生の罠」っていうのは、要するに、ばら撒きを停めなければ、地方は消滅すると地方消滅はより加速すると、いうことを言ってるんですが、具体的には要するに、これ、山梨県のリニアですが、甲府から都内まで20分で行けるってやつですが、要するにあの、交通手段が便利になってもですね、ストロー現象でですね、一極集中が ただ、進むだけですよということを端的に説明している本だと思うんです。